コンセプト
見えない押しつけと立ち回りで戦うパーティ
ムーンルール
お互いに立ち回りゲームをしたとき、伝説+Z技のパワーのあるムーンルールでは行動を間違えたときのケアが厳しいと感じています。それに対抗できるメガシンカも解禁されていません。
それに加えて、45戦する集中力や体力が不安でした。そのため、ある程度のイージーウィン要素を作りつつ、ベースはガオガエンやモロバレルを使ったサイクル戦をするパーティを目指しました。
先発:こだわりスカーフ
①ねこだまし持ちが相手の場にいるときこちら側の視点から見える行動が複雑になりやすい
②特性でばれると相手は必ずケアをする
後発:こだわりスカーフ
①まもるがないのでS操作が切れる時間を稼ぐことが難しい
②一貫させないと技の切り替えが間に合いにくい
初手に出してもばれない+こちらは安定行動が探せる+前回使ってたスカーフルナアーラがパーティ全体の火力不足を生んで弱かったというところから、一般枠のゲンガーを採用しました。
スカーフカイオーガに対して放ちたいかみなり、カプ・コケコとカプ・テテフを倒せるヘドロばくだん、カミツルギを削れないと困るのでシャドーボールというところまで決めて、残りの1枠をどうするか考えていた時に一番採用率の高いガオガエンというポケモンが気になりました。
ガオガエンの強い理由が展開阻止と展開補助にあると考えているので、トリックをガオガエンに入れることで疑似的に倒した扱いにすることに決めました。トリックが失敗するzクリスタル持ちのリスクが0に近いのもいいところです。
ガオガエンにこだわりトリック
ねこだましorとんぼがえりorバークアウト:この対戦はこちらのガオガエンorモロバレルのサイクルの方が有利
はたきおとす:ほえるまたは一度引いて伝説やモロバレルと合わせてねこだましで止める動きをまとめて消したゼルネアスの起点完成
ゲンガー対面で主にされる行動に対する想定がこのような感じです。ガオガエン+伝説or低火力サポート一般枠でゼルネアスを見ている人が多いので、これらに通りがいいタイプのヒコウZイベルタルを採用しました。
ゼルネアス:パワフルハーブ
おくびょう CS252 H4
202-x-115-183-118-166
まもる/ジオコントロール/ムーンフォース/マジカルシャイン
H:ミラーでのムーンフォース撃ち合い、フレアドライブやだんがいのつるぎ、ふいうちなどのダメージを考えて総合耐久を優先
イベルタル:ヒコウZ
ようき AS252 D4
201-183-115-x-119-166
まもる/ゴッドバード/ふいうち/はたきおとす
ゼルネアスとイベルタルは同速です。どちらかをゲンガーと合わせて初手に出した際、こちらだけスカーフ判定をしっかり行えるように最速95族を抜くことを確定としました。イベルタルの持ち物がヒコウZなことから、モロバレル引きが見えすぎているターンや相手のジオコントロールがほぼ確定なターンに最悪同速を仕掛けられるほうが優先だと思い、イベルタルの165ではなく166にしています。ゼルネアスのジオコントロールとイベルタルのふいうちで融通が効きやすいことから、あまり問題にならなかったのでこれでよかったと思います。
ヒコウZは最初の説明通りになります。中身の技をどれにするかですが、おそらくこのイベルタルと近い役割を持っているシングルバトルのノーマルZカミツルギがハサミギロチンではなくギガインパクトで採用していることをちゃんと考えた方がいいと思い、多くのカバマンダまたはカビゲンに入っているカミツルギの記事を調べて、最後はゴッドバードでの採用に決めました。実際にWCSレートでも試してみたところ、ゴッドバードの火力が必要だと分かったのでこちらもこれで問題ないと思います。
ガオガエン:とつげきチョッキ
いじっぱり H252 A116 B4 D124 S12
202-165-111-x-126-82
ねこだまし/とんぼがえり/フレアドライブ/はたきおとす
H:ねこだまし、とんぼがえりなどのスリップダメージを意識して総合耐久を優先
A:11n
D:2n(とつげきチョッキ)
S:80以上で同速にならなそうなところ
モロバレル:ウイのみ
なまいき H252 B100 D156
221-x-103-105-132-31
まもる/いかりのこな/キノコのほうし/クリアスモッグ
H:いかりのまえば、しぜんのいかりよりもムーンフォース+フレアドライブなどを優先
B:あまり
D:11n
ガオガエンとモロバレルは使い慣れているものをそのまま使っています。ムーンルールは物理打点も増えているためきのみのほうが強いとは思いながらも、なかなか変えるきっかけが見つかりませんでした。ガオガエンはきのみ、モロバレルはどこかにくさむすびの方がいいかもしれません。
ゲンガー:こだわりスカーフ
ひかえめ CS252 D4
135-x-80-200-96-162
トリック/かみなり/シャドーボール/ヘドロばくだん
S:最速95族+1
ルンパッパを抜くかそれ以外のダメージを優先するかで性格をかなり悩みましたが、地雷を通して倒せないのが悲しすぎるのでひかえめにしました。
代わりにルンパッパはモロバレルやイベルタルなどと合わせて頑張ります。
ランドロス:ジメンZ
いじっぱり H188 A116 B4 D92 S108
188-198-111-x-112-125
まもる/とんぼがえり/じしん/いわなだれ
HD:C198(+2)ダブルダメージマジカルシャインを確定耐え
HBD:A136(-1)とんぼがえり+C183(+2)ダブルダメージマジカルシャインを確定耐え
A:11n ジメンZ(-1)で202-132ガオガエンを確定
S:あまりかつ同速にならなそうなところ
グラゼルネ破壊用です。浮いてるポケモンがイベルタルだけだと相手のねこだまし/とんぼがえり択が厳しいのでランドロスを選出するようにしました。イベルタル+ランドロスの選出にはあまりならない前提なので、どちらを選出してもパワーが落ちないように2Zにしています。
選出
基本選出
迷ったときの伝説伝説ガエンバレル。6割くらいはこの選出の順番入れ替えでした。初手をどうするかですが、ガエンバレル以外はどの組み合わせも出していたと思います。(もちろん初手ゼルネイベルも)
とにかくとんぼがえり、ねこだましよりとんぼがえりです。無理やりゼルネアスとモロバレルを通しに行きます。
ゲンガー選出+or
困ったときのトリックゲンガー。3割くらいはこの選出でした。
のろわれボディとヘドロばくだんのどく、シャドーボールのDダウン、かみなり麻痺と存在が上振れ要素なので、見た目以上に勝ちが転がってきやすいです。運ゲーを仕掛けるということではなく、普通に行動していると運が引っかかっていくポケモンなのが偉いところです。
ランドロスが通ってるとき+1
残りの1割くらいの選出です。出せる相手に出すととにかく強いので6枠目としては十分すぎる性能だったと思います。
戦績
32勝10敗
最終レート:1788(±1くらいズレあるかも)
3戦残っていましたが、フォロワーの強い人たちがぎりぎり1800に乗れたり一気に溶かしたりしているのをみて、これ以上は溶かすリスクの方が大きいかなと判断して終わりました。
前回も27-6でやめてしまいましたが、今回も1800を目指す気力はとっくに尽きていたのでこれで僕は満足しています。
やっぱり対戦回数に上限がないレーティングバトルでキャスでもしながらだらだら潜る方が好きみたいです。正直なところ結構疲れてしまったので、こういう大会に参加するのはしばらくいいかなと感じました。
対戦してくれた方、読んでくれた方、ありがとうございました。