エルトナにつきのひかり

みずとほのおはサイクルを彩る?

完全耐性と非完全耐性

8thダブルのタイプサイクルのメモ。

攻撃
ロトム みず・でんき
アシレーヌ みず・フェアリー

防御
ナットレイ くさ・はがね
ロトム みず・でんき

この2匹はどちらも攻撃を受けるのに向いています。
しかし、この2匹は似ているようで違っていて、分けて考えてみるとサイクルが分かりやすくなると思います。

完全耐性:ナットレイは両方を半減
片側耐性:水ロトムは片方を半減、片方を等倍

このとき、完全耐性は場にいるポケモンを指定せずサイクルが可能です。

例えば…
ひこうから引いたらでんきを半減
あくから引いたらフェアリーを半減
ほのおから引いたらみずを半減
このような形です。


逆に、片側耐性のポケモンは場にいるポケモンに依存しやすくなります。

例えば…
ひこうから引いたらでんきを等倍
あくから引いたらフェアリーを等倍
ほのおから引いたらみずを半減

半減/等倍は優れた耐性に見えますが、等倍で被弾してしまうと優れた耐性がもったいないです。
目の前のポケモンに半減の技を押すことは少ないため、等倍を受け出すサイクルは居座る構築に押し負けてしまいます。


片側耐性をどのように機能させるかに慣れることで、ひとまず攻撃を受けることはできます。
そして、片側耐性をお互いが補完し合うようなタイプを採用すると、広い選択を取りやすいです。

ほのおタイプ…
みずから引いたらでんきを等倍
みずから引いたらフェアリーを半減

これは水ロトムに耐性なし、アシレーヌに片側耐性を意味します。ちなみにラプラスに片側耐性です。
このように、みずという同じ括りでももう一つの一致打点によって、片側耐性は変わってきます。

大切なことは完全耐性を軸にしてサイクルをするのではなく、片側耐性がどこにあるかを見つけて立ち回ることです。意識して構築を組まなくても、特定のタイプを半減以下にできるポケモンが2匹はいることが多いです。



完全耐性は2匹選出できることが難しいことが多いです。そのため、完全耐性が使えるのは1箇所です。
ですが、2ターンに1回使えるまもるも完全耐性とみなすことができます。
そして、完全耐性をすぐに引くと次は前に出すことができるようになるので、2回目の受けができたりします。

サイクルパーティが攻めるタイミングはとても難しいですが、ダイマックスの3ターンを枯らすことを目的にしていても意外と有利になるかもしれません。

スタン系の構築でダブルをするとき、前に何を出すかの意識より、何を後ろに戻すかの意識が必要かなと思います。